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突然の質問ですが、あなたは胸を張って自分のことを「一流」といえますか?

分野はなんでも構いません。仕事でも、スポーツでも、芸術でも。

おそらく、ほとんどの人は言えないと思います。一流とは、他の人より秀でている人を指すのですから、ごく一部の人しかなれなくて当たり前です。

誰しも人生の間に、何かについての一流を目指したことがあるでしょう。そして、ほとんどの人がそれを達成できません。一流になれない自分にひどく落ち込み、辛い挫折感を味わったことがあるはずです。

私達はどういうわけか、「一流こそがすごくて、それ以外は認められない」という錯覚を抱いてます。これが「一流の呪い」です。私たちは幼い頃からずっと一流の呪いをかけられています。

一流大学に入るとか、プロを目指すとか。そういったことが目標であるべきとされ、達成することが素晴らしいとされます。もちろん素晴らしいことです。ただ、これを素晴らしいと思う感覚は、他者に勝つ、競争という生き物の本能によって生まれています。

競争に勝ち続けることが自分にとって本当の生きがいであるならそれでいいのですが、ほとんどの人はそこに目的意識があるわけではありません。

「少しでも楽になりたい」

「悩みを解決したい」

「大切な人と一緒にいたい」

これらの願いは競争ではありません。限られた資源の中で生きているからこそ争いが生まれてしまいますが、争い自体は目的ではないはずです。

それなのにどうしても、「一流はすごい」と憧れてしまいます。イチロー選手やスティーブ・ジョブズのスピーチを聞いて、すごいなぁと感動し、ありがたくお言葉を頂戴します。その裏で、一流でない自分のことは、心の底から称賛することができません。

さて、私がなぜこんなことを話すのか。

それは「私たちが生きる資本主義の現代では、一流である必要がまったくない」ということをお伝えしたかったからです。

資本主義というのは、一流は当然勝ちますが、目の付け所さえよければ、二流・三流でにも大勝できるチャンスがある、ありがたい環境です。

もし一流だけが勝てる世界であるなら、それこそ本当のディストピアです。持って生まれた才能あるいは努力のできる環境の有無で資産がすべて決まってしまうと思うとゾッとします。

FXトレードはそういう意味でまさしく、弱者の武器です。実直に正しいトレードを続けることができれば、少ない資産から大きな資産を形成する事ができるのです。

シモンズ(世界一のトレーダー)になる必要はありません。彼を一流とするなら、私は三流かもしれません。それでも、お金には全く困らないのです。

みなさんも、そういう気構えでトレードをしてみてください。心に余裕ができ、楽しくトレードを続けることができますよ。